こんにちは、くろはるです。
本気バレンタインも最終を迎えました。
バレンタイン当日は更新する時間がなく、、
翌日の15日に更新となりましたことを
お詫び申し上げます。(誰に?)
連日寝不足でつらたにえんだよ。。
(つらたにえん⇒若者言葉。つらい、の意)
なんとかバレンタイン当日をむかえることができましたが、
けっこうトラブル多めでした。。
結果的に予定通り6種類つくることができました。
1種類ずつ紹介していきたいと思います。
1.抹茶のボンボンショコラ
こちらはレシピから考えました。
味は素材がいいからか思った以上によくできた。
しかし。失敗が2つも重なってしまった。
1つ目は2層のうちの1層目の食感。
これは「フォユティーヌ」という
薄焼きクレープ生地をつかいました。
サクサクにしたくてつかったんだけど、、
チョコレートと混ぜ合わせるときに
しっかりと混ぜすぎて、フォユティーヌが水分を吸収し
サクサク食感が失われてしまった。。
最悪の事態でした。でも潔くあきらめました。
味がまずくなきゃいいだろうと。
そして2つ目の失敗は、そう、テンパリングです。
中のガナッシをコーティングするために、
スイートチョコレートをテンパリングします。
そしてそのチョコレートの中にガナッシュをくぐらせて、
コーティングチョコがかわくまえに転写シートを貼り付ける。
この
テンパリング⇒コーティング⇒転写シート貼り付け
の作業、とってもスピーディーにやらないと失敗します。
スピードばかり気にしていて、チェックもれがありました。
そう、室温です。
テンパリングはチョコレートの温度を3回変えることで
チョコレートの結晶を一番いい状態へもっていく工程なのですが、
この作業をするときの室温がかなり重要で、
14度~15度くらいがベストなのですが、
当時我が家の室温は17度…
これが失敗の原因でした。
できあがった抹茶のボンボンショコラはブルーム祭り。
(ブルームとはチョコの表面が白くマーブル状になる現象)
もうブルームが見えた瞬間に
あんなに大変だったテンパリング作業なんだったの?!
無駄な時間だったの?!
とかなり落ち込みます。落ち込みました。
この日はふて寝しました。
2.オレンジピールのボンボンショコラ
こちらは昨年もつくったのでプレッシャーはなく、
楽しみながら作業できました!
今年新たに入手した転写シート、かわいい~!
実はガナッシュをカッティングするとき
ガナッシュがゆるすぎてちょっとヒヤヒヤしたのだけど
口に入れたときすっと溶ける感じのチョコを目指してたので
私的には上出来でした!!嬉しい!!
けっこうたっぷりブランデーをいれたので
大人のお味です。お酒大好きだから最高。(自己満)
そしてテンパリングもかなりうまくいき、
コーティング作業もかなりうまくいった!今までで一番!
この作業の時に、余分なコーティングチョコを落とす技を
完璧に覚えましたね。肌感覚で。
これは文字にしても伝わらないので方法は割愛します。。
表面がつやつやにできて、感動的。見つめていたい。ずっと。
(変態)
3.チャイのボンボンショコラ
こちらもレシピから考えました。
チャイのスパイシーさがしっかり引き出せるか
とっても不安だったのだけど。。
上出来なガナッシュができました。マンモスうれぴー!
こちらも新しく入手した転写シートを使ったのだけど、
今まででいっちばん扱いがむずかしかった。。
何が難しいかって、柄で埋め尽くされていて
シートの透明部分がないから、
貼り付けるときに気泡がはいらないようにするのが
とってもむずかしかった。本当に。
あとチョコの四隅に均等に転写シートを貼り付けようとしても
チョコ自体が全然みえない(透けない)からわからなくて。。
超むずかった。よっていくつか失敗作が生まれました。
まあ、仕方ない。
味も食感もよくできたからよしとする。
4.赤いハートのボンボンショコラ
こちらは紹介したくないほどの失敗作です。
失敗しまくって本当につらかった。思い出したくない。笑
まず最初にモールド(型)にチョコレート用赤色素を
塗るところから始まるのですが、
赤色素がモールドにへばりつかないように
ドライヤーでモールドの温度を20度くらいにあたためて、、
筆で赤色素を塗っていく。
もうこの時点でさ、作業多すぎじゃん。
そして数分おいて色素を乾かし、
テンパリングしたチョコレートを流し込み、
一気にひっくり返してチョコを落として、
「チョコの型」を作ります。
そんで半日置くのだけど、
しばらくしてみてみるとブルームしている。
はい、死亡。
テンパリングに失敗すると、最終的に型から外す時に
チョコがモールドにへばりついて外れなくなるんです。
ガナッシュを入れる前に失敗が丸わかりというね。
でもバレンタインまで時間がなかったので
強行突破しガナッシュを流し込みました。
そしてなんとガナッシュづくりも失敗しました。
失敗ばっかりやんけ。。
おそらく生クリームの温度が高すぎて、
分離してしまい脂が浮いてしまうという最悪の状況。
それでもエイヤでガナッシュを流し込みました。
結局モールドから外すのもめっちゃ大変だったし、
やっぱりガナッシュの舌触りがざらざらで最悪すぎて
でもなんだかんだ見た目だけはいい感じにできたので
とりあえず箱には入れたよね。
もうあれよ、刺盛に添えられた食べれない花みたいな役割。
食べるな危険ってやつです。お疲れ様でした。
5.コーヒーのトリュフ
こちらは材料購入の段階からミス。
ミスというか、こんな状態で届くとは思わず。
クーゲルというトリュフの形をしたチョコを使うのですが、
とろとろのガナッシュを流し込むから、
安定した型にはまってないとひっくりかえっちゃうのよ。
球体だから。
いつもは富沢商店で買うのだけど、こんな感じ。
https://tomiz.com/item/00382002
今回は通販サイトのcottaで購入しました。
そしたらなんとこんな入れ物に乱雑にクーゲルが入っている。
ひっくり返るやないかい!
こんなんじゃガナッシュを流し込めないので
家にあったシリコンモールドにはめてみたら
とってもちょうどよく固定できました!
(撮影しそこねた。)
生クリームをたっぷりつかうので、
かじるととろっと中のガナッシュがこぼれてきます。
こちらは全然難しくないレシピなので
予定通りうまく出来上がりました。
材料購入ミスをのぞけば完璧だった。
6.ラム酒の生チョコ
こちらはテンパリング等であまってしまった
チョコレートを再利用(?)して作りました。
ラム酒を大さじ2杯も入れるので大人の味♡
撮影し損ねたのでインスタのストーリーズにあげた写真を添付。
「石畳」邪魔ww
こちらはラム酒をたくさん入れたことで
ゆるっゆるなチョコになってしまいました。。
冷蔵庫にいれるといい感じの口どけに♪
という感じで6種類が完成しました!
今回学んだこと
今回失敗したことの原因って、
すべてが「計画不足」だったんですよね。
時間が足りないとか間に合わないっていう気持ちから
おこったミスが多かったと思います。
なにごともPDCAが大事だよね。。
あと、チョコレートって本当に繊細なんだなって
改めて感じました。
いろんなお菓子つくってきたけど、
チョコレートが断トツでむずかしい。本当に。
でもそれ以上になんか愛おしくて(笑)
ゆっくり温度を上げないといけなかったり、
混ぜるものの温度を調節してあげないといけなかったり、
繊細でなんか可愛い。大切にしたくなる。
もうこれは恋なんじゃないか?!母性?!
時間をかけてゆっくり向き合ってあげることで、
綺麗な形となって世に生まれるチョコレートが
今年はよりいっそう愛おしかったです。(誰)
総じていうと今回もとっても楽しいバレンタインでした。
彼にあげる本命チョコだけは
パッケージの色とか袋の色とかめっちゃこだわって選んで
すごく凝ったバレンタインチョコになるのだけど、
そんなこだわりは彼にはいっさい伝わってなくて
とても悲しくなったバレンタイン当日のことは
いっそはやく忘れてしまおうと思います。苦笑
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
やっぱり「作る」って楽しい!
「作る」をテーマに生きていこうと改めて思えるイベントでした♪
ではまた!